2023 春のスキー旅行
私は新潟県の妙高で生まれました。母方の実家が営む60年以上続く旅館が今シーズンで営業を終了することになりました。そこで最後にご挨拶に行くことになりました。
そんな時、Key Mile Stoneの仲間がスキーに一緒に行こうということになりました。メンバーはスキー2回目のみっちゃんと台湾出身のりん君、そして雪を見たことのないジャマイカ出身のルシマルと私を含めて計4人。そこで今回の旅の合言葉は「クール ランニング 」
行き先は妙高高原、赤倉観光リゾートスキー場
3/19
・シェアハウス 出発 07:00 ・JR上野駅 07:30 → 長野駅 09:12
長野駅からしなの鉄道への乗り換えでトラブル発生!しなの鉄道でまさかのSuica使用不可。みんなあわてて現金で切符購入。そして久しぶりに見た紙の切符。黒姫駅付近から周りは白銀の世界に。
妙高高原駅 10:30 → タクシーで新赤倉館 11:00
今回は閉めてしまう旅館の美雪荘の隣にある新赤倉館に泊めてもらうことになりました。こちらも子どもの頃は大変お世話になった母方の遠縁にあたります。途中のコンビニで昼食を買って軽くランチ、即準備。
美雪荘の順一君からレンタルスキーの割引券と割引リフトチケットをいただきいざ出発!
ルシマル、ついに雪の上に立つ!クールラニング! 私も懐かしの美雪荘前で
レッスン開始!通常の平地で行われる初歩動作の練習はほとんど省き一気にリフトに乗車。その分、ヘルプはちょっと大変。最初は二人分の体重をスキーで支えます。
ビギナーが安心して支えられる方法は2つ。ロープで後から引っ張るか、スキーのトップを固定して三角形を維持するか、そのいずれかですが今回はそのいずれでもなく私も楽なストックをおへそ(重心)に当てて体重を私に預ける方法を取りました。エジングができていなくても転倒することなくスキーのプルークスタンスを覚えることができます。とは言え、いきなり斜度があり最初は大きなルシマルの体重を支えるのでちょっときつかったぁ。
でもこの通り、午後から初めてすぐに滑れるようになりました。やっぱりプライベートで教えると効率が格段に違います。
ルシマル、ちょっとカービングしている。
その日のうちにビギナーズコース上部も一人で滑れるようになりました。
そうこうしている内に、幼なじみの高橋君登場!シニアでまだまだ大会で優勝することもあるMRSCの現役選手。みっちゃんとりん君をフォローしてくれました。そして二人は第二クワッドリフトまで挑戦!赤倉観光ホテル前まで来ると眺めは最高。
その間、ルシマルと私は休憩。ランチが軽かったのでルシマルはpizza一枚をペロリ、スミルノフ小瓶も2本。
休憩後はルシマルも髙橋君にサポートしてもらい第二クワッドリフトまで上ってしまいました。この余裕、元陸上競技をやっていただけあります。そう、ジャマイカで陸上競技といえば、ウサイン・ボルト。ルシマルもプログラマーとは言え運動神経は普通ではない。
特徴的な3人の滑り3態 簡単なレッスンとアドバイスは最後に
・新赤倉館で夕食 ご馳走が並ぶ ルシマルはワサビ以外は大丈夫でした。
3/20
朝6時の妙高山。朝日が山頂から当たって次第に下へ広がっていきます。
2日目は私は大不調。朝からめまいがして午前中は休息。最近時々おそう呼吸困難がきてしまいました。寝不足、標高が高い、といった条件にルシマルの指導で頑張り過ぎてしまったようです。そんな中、従兄弟の順一君がみんなに付き合ってくれました。ルシマルも既に一人で滑ることができるので問題ありませんでした。
みんなのスケジュールは以下の通り
・スキー 09:00 → 11:30
・休憩 12:00 → 13:30 一旦宿に帰って昼食、部屋で休息
・スキー 14:00 → 16:00
順一君が撮ってくれた数少ないみっちゃんとりん君の近影動画。私が撃沈しなければ二人へのレッスンや撮影をたくさんする予定でしたが申し訳ないことをしてしまいました。
お昼近くになっても私の体調は改善しませんでした。そこでザクザクの雪の上を重いスキーブーツで第一リフトの乗り場まで上ることが最も苦しいので、滑るだけならそんなに苦しくないだろうと手前にあるスカイケーブルに乗ることにしました。ところがスカイケーブルの乗り場には急な階段がありそれを上るだけで3回休み、乗り場でもしばらく動けなくなる状態、かろうじて乗車し一気にホテルより上に向かい、みっちゃんと降り場で待ち合わせ。後から考えれば標高が一気に上がったので身体は悲鳴をあげていました。
到着直後の写真、苦しくて肩で息して口が空いています。どうなるryo?
快晴で気持ちよさそうな中斜面を目の前に、5、6ターンが精一杯。すぐ息が上がって呼吸困難に。みっちゃんには先に降りてもらいゆっくり時間をかけて休み休み降りました。その間、エジングはしないで横ずらしのターンの繰り返し。一時はふるさとのゲレンデで人生終わりかと思ったほどきつかった1本でした。
3日目、みっちゃんはスカイケーブルは全く問題なく滑ることができた。さらに絶景!
その頃、ルシマルも絶好調!
来る前日は東京が雨、妙高山は雪だったそうです。そして私たちが来てから1日目も2日目も眩いばかりの快晴。赤倉観光ホテルの前はこんな感じ。
夕方に私はそのまま休憩。3人は赤倉温泉まで散歩。
赤倉は岡倉天心の六角堂で有名な古くからの温泉街。彼は明治時代に国際的な活躍をした美術史家、現在の東京藝術大学の初代校長。豪雪地帯であることがよくわかる写真、みっちゃんの足元に春の象徴である蕗(ふき)のとうが小さく見える。雪の下はもう春です。
そして夕食 いやぁー好きなものばかり
3/21
朝食も好きな和食でガッツリ
・スキー 08:30 → 11:00
今日も私は復調せず休み。みんなは元気にスキーへ。私は旅館でWBCメキシコ戦を応援。村上選手のさよなら打にメガネが曇る。旅行とは関係ないが忘れられない思い出となった。
なんと3日目も快晴!3人はますます絶好調!
ルシマルもホテル前の中斜面を滑走 クールラニング!
ルシマル、2日でカービングの感覚をつかむ。
りん君きれいな弧を描く-1。3/21
結局、午後はみんな早めにスキーをあがり私も一緒に近くの食堂われもこうでランチ。
スキーを返却しスキーを着けずに4人でスカイケーブルに乗車。
眺めは最高!!クールラニング!
神奈川から来ていた女性に撮ってもらう。
・新赤倉館 15:00 → 妙高高原駅 15:30 新赤倉館の社長に送ってもらい妙高高原駅へ。
JR上野駅到着後、上野公園出口から出てお花見散歩!七部咲きくらいで上野公園は大賑わい、参道から不忍池経由で帰宅。不忍池のライトアップは素敵でした。
19:30頃 無事帰宅 りん君もハウスに寄ってから帰宅 お疲れ様でした。クールランニング!
まとめ
NG集
中斜面でみっちゃんが撃沈。近くを通るりん君、少し止まるが自分のことで精一杯でみっちゃんを助けずそのまま滑走。みっちゃん画面から消える。0:27秒付近にドッカン!!
ルシマル、いきなり大転倒!豪快にドッカン!!
レッスン&アドバイス
3人とも、固まったままなので余裕のある斜面で思い切った動きをしてみましょう。
まず上下動でスキーに力を伝えましょう。足首、膝、腰をターンの大きさに合わせて伸ばしたり縮んだりします。そのための一番いい練習方法が小さなジャンプです。
小刻みのジャンプを滑らせながらターンしていきます。滑りながら縄跳びをするように小さくジャンプし、ずらさなくてもいいのでジャンプを繰り返して方向を変えていきます。これは特効薬です。それでは次回をお楽しみに!
最後におまけ!赤倉観光リゾートスキー場、シーズン真っ盛りの空撮