『上野公園アウトドアランチの会』が志賀高原にやってきた!
兼ねてより上野公園アウトドアランチの会で計画していたスキーツアーを初めて行いました。これはその記録です。※写真はクリックすると拡大します。
上記の写真は快晴の志賀高原の写真です。こんなイメージのスキー場に向かう予定でした。私がかつて勤務していたよませスキー場にみんなを案内すれば全てうまくいくだろうという安易な考えでした。ところが、幾つもの難題が発生しました。
⚫︎その1:雪不足
まずエルニーニョの発生でまれにみる雪不足。案の定、典型的な里雪で西日本や平野部で雪が降り山間部には雪が降りません。
⚫︎その2:お正月料金
交通費、宿泊費等など、年末年始は通常の1割から2割増の料金で私が思っていたより料金がかなり高めになり みんなに負担がかかってしまいました。
⚫︎その3:参加人数
当初8人ぐらいの参加希望者がおりました。その後、病気、家庭の事情等で最終的に4人になってしまいました。それでも支配人には様々な配慮をいただきました。感謝感謝。
⚫︎その3:私の体調
私は先シーズン咳喘息により標高の高い妙高高原で呼吸困難に陥りました。更に脊椎管狭窄症、痛風、左目網膜剥離などこのコロナ禍に満身創痍の状態となっていました。 果たしてスキーはできるのか。
こんな状況の中で年末になっても雪は降らず一時は中止も考えました。それでも楽しみにしてくれている人がいるので決行。不安を胸にスキーツアーはスタートしたのでした。
2023.12.31
今回、新幹線、バス、在来線等それぞれが違ったルートで長野駅集合となりました。 私はJR上野から新幹線に乗車。帰省客で込むことを予想したけれどかなり空いていました。
東京駅から乗るKさんと車内ではじめて合流。初対面だったけれど席を確保してくれていて2人とも並んで座っていけました。
一方、芸武はバスで長野に向かいました。そして在来線を利用して一足先に長野に向かったみっちゃん。やはりガラガラだったそうです。 バブル時代は、今いずこ。
さて、私とKさんは芸武とみっちゃんと無事長野駅で合流。長野駅をバックに揃って撮影。
まずは駅前のドンキで昼食購入! 以前は、巨大な書店だったところがドンキに変容、 これも時代の流れか。長野名物おやきも売っていて、お弁当コーナーも充実していました。
長野電鉄待合所でランチ。昔、小田急線で走っていた電車が今も長野電鉄で特急として頑張っています。 電車の中は時代を感じさせますが 自分を見ているようで愛おしく感じます。
長野電鉄終点の湯田中駅にホテルKAIWAから迎えに来てもらいました。無事ホテルKAIWAに到着するも雨、 よませスキー場はリフトが止まっていました。明日は志賀高原の横手山まで送迎してもらえるという。
以下は雪のあるよませスキー場のご案内。
これはフラットバーンの多いよませスキー場とスノーボード向けのパークが多い高い富士スキー場のゲレンデマップです。
上記の写真はよませスキー場の様子です。中斜面が広く長くつながる1枚バーです。 4本ある林間コースも幅は40メーター以上あり、大変気持ちの良いスキー場です。 1番下には、ビギナー向けの乙女ゲレンデもあります。
ホテルKAIWAは乙女ゲレンデの中腹にあり、乾燥室から出ると目の前がゲレンデです。 昼食時も一旦部屋に帰って休むことができます。
さてリフトの止まっているよませスキー場ですが、隣の高井富士はというとブッシュが出ている状況、竜王スキー場はバスツアーのお客さんで大混雑だと言う。
北志賀スキーエリアは標高が低いので雪が少なめですが、1月2月のシーズン初旬も吹雪かず、あまり強い風も吹きません。シーズンを通して天候が安定しています。
よませは、リフトが止まっているので支配人が穴場の小山スキー場を提案してくれました。そこで車を借りて近くの小丸山スキー場に出撃! 雪もあってお客さんもそれほど多くはありませんでした。団体専用の小さなスキー場ですが大正解でした。
3人が滑っている間に私はいつもお世話になっているガラス工房夢屋さんへご挨拶。夢屋さんは次回機会があればぜひ連れて行きたいところです。 この間3人は初滑り、雨も上がりまずまずのスタート。
雨も上がり1時間以上滑った後、雨が強く降ってきたのでよませに戻りました。
さて、温泉に入り大晦日の晩御飯、長野の食材をお腹いっぱい食べました。
夕食後は部屋でカードゲームを楽しむ。
ホテルで 年越しのお酒をいただきました。
大晦日の夜、ホテルではみんな集まりパーティ!私の元ボスでありオリンピアンの海和代表と記念撮影。YouTubeで海和と検索してみて下さい。昔のTV番組やスキー映画、現役時代の映像がたくさん出てきます。
若くて元気のいい頃の海和代表
2024.1.1
新年あけましておめでとうございます。
元旦の朝、起きてみれば雪化粧。でも予想よりかなり少ない。朝食でおせち料理をいただく。
スキーウエアで朝食後、横手山へバスで送迎してもらいました。
横手山スキー場は志賀高原の一部ですが、日本で最も標高の高いリフトになります。 よませから小一時間凍結した道路をスクールスタッフがバスの運転をして送迎してくれます。 横手山スキー場にはカイワゲレンデと名付けられたゲレンデがあります。そこでは11月から5月の連休まで滑走が可能です。またポールトレーニングをいち早く開始することができます。
この日、お天気は曇天でしたが、快適な雪質でした。
横手山、途中にやや急でコブの斜面あり。Kさんが颯爽と滑り降りていく。
事件発生!
中腹のレストランで、ランチの時、芸武が顔色を変えて入ってきました。ゲレンデのどこかでスマホを落としてしまったと言うのです。さあ大変です。彼のスマホには 日本に来て撮った写真やあらゆる個人データがたくさん入っています。帰りのバスのチケットもその中です。
芸武はすぐに今滑ってきたゲレンデに戻りました。 正直私は数センチとは言え新雪が積もったゲレンデでスマホ落としてしまうと出てくる事は無理だと思いました。親切な人が拾って連絡をしてくれることを願うばかりです。
少し経つと芸武がレストランに戻ってきました。心当たりのあるところにスマホが少しだけ雪上に頭を出して見つかったと言うのです。本当に良かった。現代ではスマホは私たちにとって体の一部と言っても過言ではありません。スキー場に行ったら、スマホには首からかけるストラップを装着しましょう!
その後、みっちゃんが自分の撮った写真の中に、ゲイブの雪に埋まったスマホが写っているのを見つけました。 確かにスマホの角が少しだけ見えます。
ところで、昨シーズン、スキー場で呼吸困難に陥った私はもしかすると二度とスキーはできないのではないかと思っていました。 少なくとも標高の高いスキー場は無理ではないかと。ですから、今回標高が1000メーター以下のよませからいきなり標高2000メーターの横手山に上がることになって、内心不安でいっぱいでした。調子が悪そうであれば即レストハウスで休息し滑るのを止めるつもりでいました。 脊椎管狭窄症による腰痛と体力の落ちた足腰も不安でした。上の動画は緩い斜面を恐る恐る滑る私です。
幸いなことに、胸も苦しくなく何とか滑れるようです。 それが確認できただけでもとてもうれしく感じました。それでもできるだけレストハウスで休みを入れてみんなを待ちました。 その晩、筋肉痛は残りましたが、単にスキーをつけて滑れるということの幸せを実感しました。
2024.1.2
昨晩、能登半島沖で地震があり、ホテルKAIWAでも大きな揺れを感じ繰り返し余震が続きました。 能登半島の皆様の被害が最小限であることを祈るばかりです。
3日目の志賀高原は快晴でした。
3日目、快晴の横手山。グルーミングされて、まだあまり滑っていないゲレンデをみっちゃんが一番乗り。
第2ゲレンデ途中にやや急でコブの斜面からKさんが颯爽と滑り降りていく。
Kさんの並走撮影。手ブレがひどくてごめんなさい。
芸武を追いかけ後追い撮影。
私も今日は休みなく滑ってみました。
Kさんの後に見える三角形の山は笠岳。隣の熊の湯スキー場のそばにあります。
みっちゃんの並走撮影、ストックを前に出しているのは、私の指示。ストックワークをマスターの為の第一段階。グリップが後ろに下がると肘と腰も後ろに下がるのでグリップを前に構えストックをついてターンに入ることを覚えます。次に交互にストックを突くようにできると小回りもできるようになりこぶ斜面の導入にもなります。
なだらかな第一ゲレンデ、滑走の気分をお楽しみください。
横手山スキー場のゲレンデマップ。今回は主に第2スカイリフトを使い第2ゲレンデを滑りました。快晴でしたが、山頂の風が強く第3スカイリフトには乗れませんでした。そのため有名な横手山山頂ヒュッテのランチは諦めました。次回のお楽しみです。
遥か後方によませスキー場が小さく見えます。
第二リフト降り場、よませや他の山を見下ろすところで記念撮影。標高2,000メートルあたり、 最悪な条件の中、よくぞここまでやって来た。みんなに幸あれ!
横手山ゲレンデの1番下にあるレストラン「あかり」。 雪不足で群馬から来た元気な姉妹。
午後2時位には下山。 みんな温泉に入り帰り支度。
湯田中から長電特急で長野に向かう。
帰りの長電。この日も空いていました。
JR長野駅、長野オリンピック記念パネルの前で記念撮影。ここで一旦解散。それぞれ違ったルートで帰京。 怪我も事故もなく、みんな無事に帰ることができました。
みなさん、ご協力ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
追伸:
私はイラストレーターですが、今回ホテルKAIWAのオリジナルTシャツも制作させていただきました。絵柄はかつてこのホテルにいたゴールデンリトリーバーのミニという犬が海和代表が滑り降りてくるのを待っているデザインです。