信州もすっかり秋です。昨晩は小寒いくらいで久しぶりに窓を閉めて寝ました。さて９月も半ばを過ぎるとあちこちの村でお祭りが行われます。私の住んでいる地区でも神社に向かう道路の両脇にのぼりが立てられます。この連休中はどこに行ってもこののぼりが見られました。金曜には朝５時半集合で男衆がその作業にかかります。昔からこの地区に住む年配者の指示に従ってわずかな時間でお祭りの準備は整っていきます。こんな時、この地区の新参者の私は何を手伝っていいのかよくわかりません。でもこんな時こそ地元の人と知り合いになるいい機会となります。少なくとも挨拶を交わすことのできる人が増えるものです。挨拶をする相手が多いということは居心地がいいものです。引っ越してきたばかりの頃は「おてんま」（北信地区で共同作業のことを言う）が苦痛でしたが最近ではいい習慣だと思うようになりました。居住環境はロケーションや至便性が大切ですがご近所の人間関係こそ最も大切な要素かも知れません。「すめば都」と言うけれど昔の人はこのことを言ったんでしょうね。
